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強揉み、強押しをしない理由

整体を受ける際、「もっと強く押してほしい!」と思う方も多いかもしれません。

しかし、強揉み・強押しが、逆に体に悪影響を及ぼしていることが多々あります。

早朝整体よしでは、強揉み・強押しはおこなっていません。

以下にその理由をお伝えしたいと思います。

強い刺激を与えると、体は「これ以上のダメージを防ごう」として防御反応を起こし、筋肉が緊張して却って硬くなります。

強押しだと、硬い筋肉と力比べしながら押し込んでいくので、組織が損傷して揉み返しと言われる症状が出ます。

ただ、うまくいけば体が力んで抵抗していることの疲労と、強い刺激による感覚の麻痺で痛みの閾値が上がり一時的に痛みを感じなくなったりもします。

そして損傷や疲労からの回復と同時にうまく治癒力が働けば、症状が緩和されることもあります。

これが強揉み・強押しでよくなっていくパターンだと当院では考えています。

ですが、強い刺激は、筋肉の繊維や神経を傷つけることもあり、慣れてくるともっと強い圧を求めるようになります。

痛み=効く、ではないのに、痛みを感じないと効いた気がしないという錯覚にはまります。

こうなると厄介で、よくするための施術ではなく痛みに鈍くなるための施術を受け続けることになってしまいます。

痛みに鈍くなるのでよくなっている、と本人が感じても体は変わっていません。

そうすると、体は鈍いところではなく他のところに痛みの信号を出すようになります(他に痛い個所が出てくる)

これを延々と繰り返すようになります。

早朝整体よしでは、もっと自然な形で、筋肉や神経の働きを正常に戻すことで体をよくしていくことを目指しています。

刺激を求める方もいますし、それを否定するものではありませんので、ご自身と相性のよいところに行っていただければと思います。

最後に、整体やリハビリテーション、運動療法などの分野で応用される、
アルント・シュルツの刺激法則について簡単に解説しておきます。

アルント・シュルツの刺激法則とは?

アルント・シュルツの刺激法則とは、刺激の強さと生体の反応の関係を示した法則です。

✅ 弱い刺激 → 生体の機能を活性化し、回復を促す
✅ 適度な刺激 → 機能を最大限に引き出す
✅ 強すぎる刺激 → 逆に機能を抑制し、ダメージを与える

👉 整体やマッサージでは、「強すぎる刺激」が逆効果になるため、適度な圧で施術することが重要で、「強く押せば効く」わけではなく、「適度な刺激が最も効果的」 という考え方です。

参考にして頂ければと思います。

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